– 養殖生簀の魚の数が分かる!
分養時に生簀間を移動した魚の数を自動カウント
– 簡単操作で計測可能
– 通過した尾数を音声でお知らせ
– 導入後1年間の無料サポート付き
製品特徴
分養時に生簀間を移動した魚の数が分かります
養殖漁業では、生簀内の養殖魚を適切な密度に保つため、養殖魚が成長すると「分養」という作業を行いますが、生簀内の密度を生育に適した状態に保つためには予定した個体数を確実に分養する必要があります。分養は非常に大がかりな作業であるため、1度で正確に完了させることが養殖漁業の負担軽減につながりますが、移動する養殖魚の個体数を目視で把握することには限界があり、予定した個体数を正確に分養することができずに作業のやり直しが発生することが養殖漁業における大きな課題の1つ となっていました。
この課題を解決したのがAquaFusion(以下、アクアフュージョン)が開発した、MagicCounterです。分養時に生簀と生簀間を移動する魚の尾数を高精度かつリアルタイムにカウントし、正確な分養作業をサポートします。
誤差10%以内の高精度な尾数把握を実現
MagicCounterは養殖魚の分養時に、生簀と生簀の網を繋いでつくった魚道(通過枠)に超音波の送受波器を設置し、通過する魚の個体数を海中でカウントするとともに、洋上でリアルタイムに確認できるシステムです。アクアフュージョンの特許取得技術である「FINE Technology」(高頻度超音波送信センサーと、魚体識別アルゴリズム)を応用することで、魚が密集した状態でも魚1匹1匹を個体識別し正確に個体数をカウントする事が可能です。今回新たに特許出願中の技術により、非計測エリアを含め、全体の通過個体数を正確に推計することが可能となりました。計測誤差は平均約10%以内で、分養を実施するうえで十分な精度を確保しています。(特許出願中:特願2022-189848)。
これまで養殖魚の個体計測時は、水中カメラで映像による個体計測を行っていましたが、水質の影響を受けたり、魚が密集すると映らなくなってしまうなどの課題がありました。MagicCounterの超音波式のシステムでは水中の環境に関わらず計測する事が可能です。
簡単操作で計測可能・尾数を音声でお知らせ
機器をセットしたら、PCでアプリを起動しボタンを押すだけ。簡単に計測する事が可能です。表示画面は余計な情報をそぎ落とし尾数のみを表示。PCを機器本体に収納してお使い頂く事も可能です。
また計測した魚の尾数をステップ毎*に音声でお知らせする機能もあり、計測中に他の作業をする事も可能です。*200尾~1000尾のステップで設定可能
導入〜アフターサポート
お客様の生簀に合わせ導入からアフターまで手厚くサポート
養殖業者ごとに生簀の形や大きさ、分養の方法は異なります。当社は導入前に必ずカウンセリングを行い、お客様の生簀や魚種にあった機器の微調整を行い納品します。また、機器導入後も1年間無料でサポートを行ない、より精度の高い計測が実現できるようサポート致します。
製品仕様
機器構成
諸元表
送受信部 | 送信回数 | 20回/秒 固定 |
---|---|---|
送信音圧 | 210dB uPa | |
送信方式・波数 | 短パルス・4波 | |
送受信チャンネル | 5CH | |
最大検知水深 | 5m | |
カバー範囲 | ±35度 | |
垂直分解能 | 10mm | |
対象魚サイズ | 5cm – 50cm | |
送受波器 | 外形寸法 | W 731 x D 153 x H 365 mm(送受波器角度が0度の場合) |
重量 | 約15kg | |
単体仕様 | φ113×50、指向角5度 | |
ケーブル | FA用ケーブル:φ12×30m(黒色) | |
コネクタ | 防水コネクタ | |
機器本体 | 防水性能 | IP65 |
外形寸法 | W 500 x D 405 x H 191 mm | |
重量 | 機器本体のみ:約13kg PC収納時:約15kg | |
稼働時間 | 最大連続18時間(PC未接続の場合) | |
バッテリー容量 | 12V 18Ah リン酸鉄リチウムイオンバッテリー | |
消費電力 | 12W | |
動作温度範囲 | 0 – 40℃ | |
本体充電器 | 仕様 | 14.6V10A リン酸鉄リチウムイオンバッテリー |
表示部 | 仕様 | PC(ノート型) 16インチ ・ ACアダプタ付 |
通過枠 (当社標準品) | 外形寸法 | W 1056 x D 694 x H 3930 mm W 1000 x H 1500 mm (魚道部分) |
重量 | 約13Kg | |
材質 | アルミ (一部ステンレス<SUS304>を含む) |