魚群探知機の仕組み
水中の探査は、70年前から超音波を使用しています。秒速1500mで海中を進む超音波を送信し、魚群や海底の反射波を受信する事で、
魚影や海底の地形を捉える事ができるのです。この原理から、1度超音波を送信すると、その反射波が戻ってくるまで
次の超音波は送信できませんでした。例えば海底深度750mの場合、1秒間に一度しか海の中を見る事ができません。
海底が深ければ深いほど、船速が早ければ早いほど、断片的にしか海の探索をする事ができなかったのです。
これが”音速の壁”と言われる、パルス式やチャープ式を含む全ての魚群探知機における70年不変の課題であり、常識でした。
FINE Technology( Fast INterval Echosounding )
しかし、この70年の常識を、AquaFusionが開発した世界発の技術FINE(First INterval Echosounding) Technologyが覆しました。
CDMA方式を水中超音波において世界で初めて採用。超音波をコード化し、1つ1つ識別する事で、反射波が返ってくる
前でも超音波を連続送信する事を可能にしました。水深に関係なく1秒間に40回以上の超音波送信を実現し、世界で初めて「音速の壁」を超えた技術と言われています。
例えば10,000mの海底を探知するには従来の技術では、13.3秒(=10,000m x 2 / 秒速1,500m)の時間が掛かっていましたが、
FINE Technologyではなんと1秒に10回もの送信パルスを送出することが可能なため、従来技術に比べ133倍もの高速で海底探査を行う
ことができます。
また通常深度においても、わずか5cmの魚や、魚礁の骨組み、5mmのマイクロプラスチックまで可視化する事が可能です。
水中での音速の壁を越える革新的な技術FINE Technology(CDMA方式)により、水産業、海洋レジャー産業、海洋開発の発展に大きく
貢献できると考えています。